毒母との戦争③
前回の続き
あんなに、何度も戦っても日を認めなかった母親が突然態度を一変。
素直に謝罪してくる、という出来事が起きたところで、この長い長い過去の自分への弔い合戦を終わらせようと思った。
終わらせようとは思ったのは確かなのだが。
topics
収まらぬモヤモヤ
戦い直後はとにかく謝ってもらえて良かったと思っていた。なかなか気持ちが収まらなかったのは、突然の事だったからかな?と思っていた。でも、何故だろう?
時間が経つほどにモヤモヤが増して行く(@_@)
意味が分からなかった。こんなに、10年以上も熱望していた場面を実現できたのに。
長い期間思い続けてたから、和解していない状態に悪戯に執着してしまっているだけなのだろう。無理はない。もう少し時間が経てば落ち着くかな?とあまり取り合わないようにしよう努めたのだが…
モヤモヤ的中…
明朝のことだった。トイレに行くため起きたら母親から私宛にメモ書きがリビングのテーブルに置いてあった。
「○○、お願いね(^^)♪」
…
…
…
あぁ…。
…
…
…
嫌な予感がしていたのだ。こういう風になると無意識で予測していたのだ。
母親の中でまた私が「お人形状態」に戻っている
正直、謝罪してきたのも意味不明だったので意思疎通できてるのかな?不安だったのだが。やはり私の意図するような理解はされていない上での謝罪だったのだ。
たぶん、母親の中の私のイメージは
「自分に従順な、なんでもいうことを聞いてくれる便利な召使い」
であり、和解した状態とは
再び召使いに戻ってくれたんだ!
という解釈でいるのだと思う。
その日1日、ショックで何も出来なかった。
そして、自分の母親への思いを振り返った。
今回の戦いで学んだこと
①謝罪されてももう遅い
そうなのだ。私は30年も40年も前のことを根に持ち、謝罪してもらう日をどれだけ待ち望んでいたにも関わらず、いざ言われてみると
そんな昔のこと今更謝られても、遅いというのが結論。
私は今までなんでこのことに気づかなかったのだろう。
過去の私のために弔い合戦してたのに、もはや手遅れだっただなんて…自分の母親そっくりの身勝手さとやるさなさで絶望感しか生まれない。
②母親とは会話が成立しない
自分の苦しさを相手に理解してもらい一心で、主張したいことだけ言い合っておしまい。
譲歩しようものなら相手に打ち負かされるという恐怖から、保身に必死過ぎて私の話は完全シャットアウトなのだ。
冷静に振り返ると、母親が話を聞いてくれないと同時に、私もまた彼女の主張を聞かずにいたのでそもそも会話は成立しておらず、ただガミガミお互いの言いたいこと言い合い、消耗していただけだったのだ。思い返すだけで虚しい。
③自分のことしか考えてない
②と似た感じになるが、そもそも母親は自分の保身しか興味がない。私を思いやるふりをして、自分が有利になるよう会話を操作していたのだ。
だから、最初は私の話題には耳を貸さず「知らぬ存ぜぬ」を通し、隙あらば母親自身の苦労話にすり替えていたのだ。そして勝手に満足して、勝手に「元通りの言うことをよく聞く便利なお人形」に戻されるのだ。
それに気づかずホイホイ同じ土俵に乗って感情的になった私も私だが。
ま、私も「謝罪」と「和解」にこだわって母親に押し付けていたので、同じなのか…
不甲斐なさとやるせない気持ちでいっぱいだ。
④へつづく