入院して手術したときのこと②
前回のつづき。
消化器系やら内臓の話しをするので、引き続き下ネタです。お読みになる方はご注意ください。
今回はハマったが最後。
検査地獄〜入院までの備忘録。
目次
2021年4月頭
便を出すとき、腸のある地点で引っかかっる感じがして出しきれない感じがしたり痛んだりが続いていたこともあり、念のため大腸内視鏡検査とCTを撮った。
すると大腸の外側に何某かが居ることが判明。
医者曰く、その"居候"は
①癌
②子宮内膜症
のどちらかとのこと…
①だった場合、管の外側に腫瘍ができているため転移が通常の大腸癌より早く、今すぐにでも切除せねば命に関わるとのこと。
②だった場合、閉経すれば症状が収まるものなので邪魔じゃなければ放置しても大丈夫とのこと。(実は子宮内膜症、子宮内に限らず大腸や肺などあらゆる場所に出現するトリッキーなヤツらしいのだ。)
どちらか判別するには、今回の大腸内視鏡検査では内側(大腸の管の中)からのアプローチなので、癌と判別ができる確率は10%くらい…けどもう一度やったら取れるかもしらないからお願い!!
と医者から言われ…確率悪いのになんだかなぁと思いつつも、これで終わりになってくれと願いを込めて、再度検査をしてもらった。
がしかし所詮、判別率10%
何も出てこず…
さらに造影剤を使って再度CTをしたところ、なんたることか病気がもう1つ見つかってしまった。
左胸に怪しげな異物がくっきりと。
乳癌の疑いがあるとのこと。
大腸のアイツが癌だったとしたら、転移してできた可能性もある、と。不安と恐怖100倍増し。
大腸癌&乳癌のダブルパンチ!?
急いで乳腺外科の予約を入れ、エコーとマンモグラフィ、針生検をしてもらった。
久々のマンモ、激痛。
その直後まさかの針生検でグリグリ胸の組織を抉られた。
スピーディーに検査へ回せたものの、世の中はゴールデンウィークでお休みモード。もれなく病院も休みに入り…
検査結果は通常より長めにかかり3週間後。
全くもって気が休まらない!!
どちらかというと、大腸癌より、実はこちらの方が精神的に堪える。
大腸は切っても隠れる。でも胸はそうもいかないのだろう。
ショックは大きいだろうな。片方だけ切ったら体のバランスは?切っても抗がん剤とか飲むの??ブラジャーは片方だけのやつとかあるの??温泉は??周りの人達からどんな目で見られるの??
…と、色々な恐怖を沸き上がらせながら、乳癌経験者のブログを読みなんとなく覚悟をしつつ、生きた心地のしない3週間を過ごした。
結果は…
癌組織は検出されず乳腺炎とのこと。
定期検診をして経過観察することになった。
今後も油断はできないが…
ほっと一息。
そして注腸検査
乳癌の疑惑がひとまず晴れたところで、大腸の腫瘍に集中できることとなった。
肺と肝臓に転移がないか調べるためにMRIと、腫瘍の姿をちゃんと見るために注腸検査をした。
すると、大腸、いや正確に言うとS状結腸の外側にくっきり腫瘍が映っていた。
コイツが居るために便が詰まり、仕舞いには下痢になるというあの症状が出るらしい。
ただし切って細胞を検査しない限り、癌か否かは判別できないとのこと。
うろ覚えだけどどんな感じかというと↓
5月下旬
家族同伴で医師から現状の説明を受け、手術するか否か決断を迫られた。
手術する場合は腹腔鏡手術。お腹に数カ所穴を開けて内視鏡を挿入し、テレビモニターを見ながら切除する。2週間ほど入院する必要があるとのこと。
セカンドオピニオンに相談も可。切除せず経過観察するも可だったが
検査検査の日々のストレスのせいか、症状が重くなってきていたので切ってもらう方向で話を進めた。
消化器内科から外科へバトンタッチ。
手術の詳細と実際するか否かの最終確認が行われ、全身麻酔に耐えられるか、心臓と肺の検査をした。不正脈の気があるも合格。
入院日を決めて2021年5月下旬、間もなくその日を迎えた。
③へつづく。