私とワタシが仲直りするために実践したこと ④よもぎ蒸し
昨年、腸に腫瘍ができており腸管内膜症であると診断された私。
つらつらと、入院生活を書いている↓
術後、婦人科の診察で内膜症の薬「ディナゲスト」を医師から勧められた。
・エストロゲンを抑えて黄体ホルモンを優位な状態コントロールする薬であること
・飲んだところで完治はせず閉経まで飲み続けなければいけないこと
・数ヶ月不正出血があること。また薬が合わないとその他副作用があること。
・再発して手術が必要になった時のリスク
色々説明されたけど。
手術時の全身麻酔で副作用が出て、以後いつも飲んでいた痛み止め薬さえも発疹が出るようになったこともあり、どうも気が進まなくて。
迷った挙句、勧めを断った。
それから医師も態度が悪くなり見捨てモード。
前々から気分の浮き沈みのある先生だと思ってはいたけど。西洋医学に不信感を持ってしまった。別の病院を探すも近くの病院はこの先生と同じ考え方の人ばかりのよう。
内膜症を治す本を出した医師の病院へ通って健診を受けたいところだが、私の住んでいるところからは遠くて通えない。
元々シータヒーリングをやっていたこともあり
いわゆる「トンデモ系」と揶揄されてしまうホリスティック医療に関して抵抗のない私。
「病気は自分で作っている。飲まないと言ったからには自分で治してみよう。」と思ったのだ。
世間様から外れるような、社会の仕組みから外れるような、日本国民として守られてきた世界からポーンと放り出されるような、なんとも言えない後ろめたさと恐怖が襲ってきた。
とっくに普通の人生とはズレてしまっているし、ゆえに幸いにも守るべきものや迷惑がかかる人はいない。
ま、いっか。
たとえまた内膜症が膨れて手遅れになったとしても、この方針に一切の悔いなし。
何はともあれ西洋医学を遠ざけたことで、初めて自分の身体と真正面から向き合うことになった。
健康になるいい機会。
すべては良き流れのために起こっている。
さて、何から始めるか。
基本中の基本は「冷え改善」らしい。
むしろ寒がりのくせに何故か体を冷やすことを心がけていた節のある私。
ここでもう目から鱗。「温活」は弱々しいかまってちゃん女子のお戯れじゃなかったのか…!
知人がある時に言っていた「よもぎ蒸し」というキーワードをふと思い出す。その時は他人事と思って聞き流してたのに、不思議。
よもぎ蒸しとはマントを被って股によもぎ蒸しをあてて饅頭のように蒸されるアレである。
早速ググると口コミによると内膜症を克服した人もいるらしい。これを続けたら私も?と思い、近所の「黄土よもぎ蒸し」のサロンへ。
最初によもぎ蒸しのあれこれの説明を受ける。
「よもぎ蒸し」と「黄土よもぎ蒸し」の違い、黄土の素晴らしさ。続けるペース、生理について。
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000529519/blog/bidA052696206.html
その後、ブレンドされたよもぎが何種類か用意され、「好きなものを選んでください」とのこと。
香りや効果で決めるのだが、その中で私が気になったのはよもぎではなく「モリンガ」だった。
モリンガとは…↓
世界が注目する新たなスーパーフード、“モリンガ”に迫る| 太陽化学コラム | 食と健康Lab | 太陽化学株式会社
漢方のような効きそうな香りを放つよもぎとハーブのブランド各種とは一線を画した
草の主張強めの緑緑しい香り。決して良い匂いとは言えない。でも何故かとても惹かれる。
モリンガは強力なのである程度体が慣れてからの方が効果が出るとやんわり止められた。
でも、どうにもこうにもあの「緑緑しい匂いしか勝たん」のでその旨を伝え、店員さんにちょうどいい感じに調節してもらうことで了承を得て、モリンガ蒸しをすることになった。
その後、生命力溢れる匂いに惹かれ過ぎてパウダーも購入。青汁のように飲んだ。
マントを被り白湯を用意され黄土に座る。
熱い!!!
股が火傷しそうな感覚になり、店員さんに伝えると温度調節してくれた。
これで30分蒸されることができるだろうか…
そんな不安は杞憂に終わり、10分後には姿勢を変えたりして体が慣れてきて心地よく感じられるようになる。
真夏だったにもかかわらず、体の芯から温まるった。体は外気温で汗だくだけど、それとは違って中側からじんわり温まる感じ。
こりゃいいわぁ〜♡
1回で効果を感じられたので次の生理まで通い続けて様子を見ることにした。
週に1回の温活。
普段は相変わらず暑いのでついつい麦茶、素麺、アイスクリームの3拍子はやめられなかったが、よもぎ蒸しで帳消しになるだろう。
何より終了後に壺の中の様子を写真に収めて説明してくれるのが楽しい。
壺の中というのは、モリンガの葉っぱやらを
入れた壺でそこに垂れた汗や老廃物などが表面に浮いたり、湯の減り具合などで体の様子がだいたいわかるというもの。
冷たいものを食べた状態、水分を摂るのが少なかった状態、よもぎ(モリンガ)蒸しでデトックスができた状態、排卵期、生理前…
素人目にはわからないが、コンディションによって様子が違うらしい。
よもぎ蒸しで身体の状態がわかるなんて面白いし、なんだか嬉しいじゃないか。
そんなこんなで生理がきた。
よもぎ蒸しをすると体が温まり生理が早まるとのことだったが私は遅くなった。
といっても以前までは早すぎて、病気になる前の規則正しい頃に戻ったという印象。
生理初日。
ここ1年ほど、おそらく内膜症ができた頃は、まず茶色いのがちょろっと2日くらい僅かに出て、それ以降で赤いのが流れていたが
今回は初日から鮮やかな赤色の経血が出るようになった。
あぁ、同年代の健康な人の生理ってこんなんなんだ。数日間茶色い経血が出るのは歳のせいだとばかり思ってたけど、健康じゃなかった。内膜症の症状だったんだ…!
今まで歳のせいにして気づこうともしなかった自分にショックを受ける。
それから生理2回分ほど通った頃、ふと思ってしまった。
「毎週通うのがキツい」
いや、近所だし…時間は有り余っているじゃないか。思い直すが
クールダウンする時間も含めると1時間。
その時間にお店のお姉さんからなんやかんやの勧誘を受けたりうんちくを語られのドアtoドアで2時間。
よもぎ蒸しに効果を感じているし、お店のお姉さんも良い人だけど…なんかしんどい。
家で一式揃えている人もいるらしいので検討してみる。
よもぎ蒸しができるパッドもあって手軽だけど。
自分用なので黄土にする必要もないとなるとコスパは抑えられそう!?
でも、ランニングコストや用意〜片付けの手間を考えると買ったとしても続けられないだろうな。(ていうか普通にAmazonで買えるんだ…)
やはり自分の力で根本から治したいという趣旨からズレているし
悩み始めていたら、他の治療法に興味が湧く。
よもぎ蒸しのチケットがちょうどなくなるタイミングで一区切りとし、新たな治療法を試すべく早速予約を入れた。
次回につづく。