Y's note

アダルトチルドレン×強度HSPの引きこもり体質の生きづらさ解消日記

入院して手術したときのこと①

前回記事で、自分の体に癌細胞ができてしまったのではないかという疑惑が出てきたと書いたが、その後、検査だけでは疑惑を払拭できず入院・手術をした。

 

自分史上、ここまで大きな怪我も大病もなく病院というものには縁遠く、ちょっと具合悪くなったときか、せいぜい家族が緊急入院する際に付き添ったくらい。

 

「病院=病気や怪我の治療をしてくれるところ」という認識以上何もなかったのだが

 

今回色々感じたので書き残す。

 

 

今回はお腹関係のことをかくので下ネタになることが予想される。

 

もしこの記事に偶然ぶち当たってしまった方、大腸など内臓に体の異変がない人であれば、ここで読むのはやめておくことをオススメする。

 

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目次

 

最初はひょんなことから…

ある日の深夜。

「いつものアレが始まったか…」

実は数年前から数ヶ月に1回、深夜に激しい下痢に襲われることがあった。

 

お腹からギュルギュルギュル!!と大きめの音が聴こえてから1時間くらい経ったころ、だんだん大きくなる腹と共に「波」がやってくる。さあ、長い戦いの始まりだ。

 

水分補給用の水を片手にトイレで籠城。

 

第一弾が終わった後も引き続き激しい腹痛を抱えつつも何も出てこない…というサイクルを脂汗をかきながら嘔吐も加わりただひたすらお腹の中ものが一掃されるまで忍耐を続ける。

 

全身の異様な冷えがやってくると終わり近い。湯たんぽで暖をとるためよろよろの体を引きずって台所とトイレを往復。

空が白んでくる頃、やっと落ち着いてぐったりした状態でやっと就寝…

 

一晩のたうち回れば収まるので、悪いものでも食べたのかな?スピリチュアル系でいう浄化かな?なんて気楽に考えていた。

 

しかしそのサイクルに1度イレギュラーなことが起きることがあった。

 

昨年、1度下血したのだ。

 

まさかの下血!でも病院へは行かなかった。

2020年5月。ちょうどコロ助に全世界が怯え始めた頃。私は4月から職場を変え、隔週の在宅勤務を始めていた。

 

そして迎えたゴールデンウィーク

その夜、また「あの戦い」が始まった。

 

その回も漏れなく同じパターンで一晩のたうち回ったし、下痢も収まったけど、腹痛がおさまらなかった。寝たら治るかな?と思ったけど寝ても治る気配がない。腹痛のままにトイレへ行ったら下血した。

 

さすがに怖くなり異常を感じ、流石に病院へ行こうかとも思っていたが、病院はやっていない。しかも自粛が一番厳しかった頃。よっぽどでない限り病院へなんて行きたくない。

 

苦しみながらも痛み止め薬を飲んだり、ヒーリングを仲間にエネルギーを送ってもらっているうちに治った。

 

 

 

原因は何だろう(自己分析)??

でもやはり、下血したからには何が原因なのだろうかと考えた。

 

結論、やはり食生活かなと。

 

お肉を火をきちんと通さずに食べるところがあったので(爆)、あたっただけかもと思っていた(お肉を食べた夜に多かったので)。

 

また、閉店間際のスーパーのお弁当50%オフで激安になる日があるので、まとめて買って自宅の冷蔵庫にて冷凍保存をしていたのだが

 

当時、夏場に冷蔵庫が壊れて冷蔵機能が弱まっており、翌日会社で食べるとき「ちょっと大丈夫かな?」と思うところもありつつも、まーお腹壊すくらいなら大丈夫かと食べていたところがあり(爆)

…そこらへんが原因かな?と思った。

 

気づいてからは、肉はよく火を通してから食べ、冷蔵庫も買い換えられたので、なんかやばい?という状態の弁当も食べることはなくなって、その後は激しい腹痛に襲われることはなくなった。

 

あーやっぱり食べ物がよくなかったんだな

 

そう結論づけて、「長い夜の戦い」は終わった

 

 

…かのようにみえた。

 

 

 

 

しかし2021年3月下旬、それは始まった

 

職場を離れて、次の仕事を探していた頃。

なんと、また、あの戦いが始まってしまったのだ。

 

食べ物も気をつけていたのに…

 

しかも下血するパターンで、腹痛が度を越えている。

 

仕事もしていないし、平日だったので近所の内科へ行った。

 

病状を伝えると、診察もほどほどにすぐに大きな病気を紹介されタクシーを手配された(その割には診察料結構取られたのだけど…!)。

 

院長曰く

「腸閉塞」が始まっているのではないか?

緊急手術してもらうことになるかもしれない、と。

 

 

やっぱり気になる「異物感」

紹介状をもらい近くの大きな病院へ。

腹痛が痛くてまともに歩けない中、入り口から一番遠い消化器内科までヨロヨロ歩いた。

 

待たされること1時間半。

 

診察の結果は「虚血性大腸炎の疑い」とのことだった。

 

「便秘を甘くみてはいけませんよ。」

そう言われ、便秘薬(酸化マグネシウム)を処方してもらい、ヨロヨロで体力が限界だったので点滴を打ってもらいつつ

 

この際…と思い、勧められたままにCTと大腸内視鏡検査を受けることにした。

 

別に医師の意見を鵜呑みにしていたからではない。実は、昨年の1回目の下血があってから便を出す時に「異物感」を感じていたのだ。

 

そしてここから、本当の長い戦いの始まった。

 

 

②へつづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AC専門カウンセリングへ通ってみたけど…③

前回からの続き。

 

 

自分の怒り放出用記事です。

 

 

一緒に怒りたいモヤモヤしたい人だけこの先お読みください。

 

 

ppopy.hatenablog.com

 

 

 

ppopy.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

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10回目

もうあのカウンセリングには行きたく無い!という心の叫びが聞こえたが、万が一それが潜在意識のワナだったら?と考え、予約もしてしまったし、今回だけ一応行くことにした。

 

が…逃げではなく、心底行きたくなかったらしい。

 

一応、あまりにもモヤモヤしていたので、通い続けるからには、病気の話でなくセラピーを優先して欲しいとリクエストしており、了承してもらっていたのだが…

 

「真面目にやる気がないようなので、これ以上お話を聞くわけにはいきませんね。」

 

どうやら私がカウンセリング受けたくないオーラ丸出しにしてしまったようで、カウンセラーが序盤で話を聞くことをやめだしたのだ。

 

「なぜそんなに焦るのか?」

「ちょっと普通じゃない」

「セラピーは精神的に落ち着いた人でないと施せない」と言い出した。

 

 

ん?不安定な心を落ち着かせるのもカウンセラーの仕事では??

 

 

あぁ。

 

 

どうやら、ご自分の作ったデータにハマらない私のようなイレギュラーな人種には非対応らしい。

 

 

ホームページでは

「●件も経験してて実績積んで自信あります!!」

「クライアントからまた満足の評価頂きました!!」って自信満々に書いてあるんだけど。

本当は自信ないのかな。

 

それでもその人は

はらわた煮え繰り返っているのをグッと堪えながら

「落ち着いたらまた来てください」

「改善する点があったら何でもします!」

なんて健気に言ってみせている。

 

 

いやー、無理無理。

改善する気もないでしょ。

 だってもう、完全に、細胞レベルから

「出てゆけ!もうお前なんか来るな!」 って言っているのが聞こえるもん。あなたの顔、激おこよ。

そのスキンヘッドから湯気出とる。

 

 

被害妄想じゃないの?

もう少し良心的に人を見られないの?

 

 

そう思われるかもしれないけど。

 

私はだてに40年、人の顔色うかがって空気読んで生きている訳ではない。

私はアダルトチルドレン毒親育ちでもあるが、HSPでもあるのだ。

HSP毒親育ちの空気読み能力を舐めんじゃね〜ぇ!

 

何せ、自分の癌の話ばっか始めて、挙げ句の果てにクライアントのイライラに同調しちゃったし。

はい、レッドカードです!!

 

1時間のところを早めに切り上げて、

「もう来ませんよ。よいお勉強になりました。ありがとうございました。」と言ってその場を去った。

 

いたずらにお互い嫌な思いをする時間としてしまった。予感通り行かなきゃ良かった。

 

だいぶカウンセラーの心を乱してしまったな。私の後にも予約入ってただろうに。大丈夫だっただろうか。

 

それにしても…

 

最後まで話を聞いてくれる人を失ってしまった!

またひとりぼっちだ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

って頭をよぎったけど。

 

本当に私が最後まで話を聞いてほしいのは

 

カウンセラーでもなく

母親でもなく

自分なのだ

 

 

カウンセラーがしていたように、私が私に興味を持ち、心の声、体の声を聞いてあげれば良いのだ。

 

自分しか自分を傷つけられないように、

自分しか自分を癒せないのだから。

 

 

 

 

そして…

癌疑惑がきっかけでシータヒーリングのセッションを受け、再びシータヒーリングを再開することにしたのだが

 

そのことも今回のカウンセリングへの疑問に繋がったのかもしれない。

ヒーリングの方が潜在意識から変えるため、カウンセリングとはスピード感が違う。

ま、いくら変容が起きても定着しなければ1週間ほどで元に戻るので、どっちが良いとも言い切れないのだが。

多幸感があるのは確実にヒーリング。

掘り下げも全然出来なくなって久しいので、自分のヒーリング能力に限界を感じ、良い加減目を覚ませと心理系に走ろうとしたいたところだったのだけど。

 

カウンセリング受けるより、自分でヒーリングした方が早かったのだ…

 

人の力に頼らなくても自分のことはもう自分で解決できる

自分の力をもっと信じよ

 

そして…

 

やっぱり私は心理学系も好きだけど、そっちだけじゃなくてふわふわスピリチュアルも必要ってこと。

 

 

色々回り道しちゃったけど、カウンセラーさん巻き込んじゃったけど

それに気づくための流れだったのだと思う。

 

 

人に迷惑をかけてはいけない

日本ではよくそう教えられるが

 

「人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」

インドでは、そう教えるそう。

 

 

私も漏れなく人に迷惑かけることを許していなかったけど、迷惑かけずには人間生きていけないのだから、インドの人の教えの方が自然だと思う。

 

カウンセラーさんには酷いこと言われて傷つけられたけど、人の話を最後まで聞く経験を得られた。私が許す…というか、こっちが「お許しを」であり、「感謝」なのだ。

 

すみませんでした。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

AC専門カウンセリングへ通ってみたけど… ②

前回の続き。

 

ppopy.hatenablog.com

 

 

引き続き、怒りを放出したい人がよりモヤモヤして心の怒りに着火するには

読んでも良いかもしれない内容の記事です。

 

 

ルンルン気分で過ごしたい方は

これより先ご遠慮くださいませ〜!

 

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5回目終了でちょうど1ヶ月ほど。

傾聴してもらえるというほぼ初体験な出来事に感動だぜ〜!!と満足しているところ。

 

 

 

 

6回目〜7回目

5回目までと同様、引き続き傾聴に専念される。毎回「前回から今日まで何かありましたか?」という聞き方をされるので、何の事件がなかった場合は過去のネタを絞りだして答えていた。

この間、体調に変化があり病院通いという状態になった。

「念のための検査」が毎週あり、心身が疲弊していったが、カウンセリングには変わらず通った。

通い始めて1ヶ月半頃。ネタは十分話してリサーチも終わっただろうに、一向にセラピーが始まらないのは何故?と徐々に疑問を感じるようになったが、これもセラピーが始まっているということ?と解釈することにして特にカウンセラーに相談はしなかった。

 

8回目〜9回目

通い始めて2ヶ月くらい。

病院で再検査となり、ついに2カ所癌の疑いがあると言われ、さらに検査、検査の日々。

結局検査しても確定はできないものの、デキモノがあるには違いないので、摘出手術を行うという流れになった。

 

毎回「前回から今日まで何がありましたか?」と聞かれるので、そのことについても話した。すると、そのカウンセラーは癌経験者だったらしく、その経験について語り出した。

ついには家族関係のネタなしに、1時間すべてを病気ネタにあてられてしまい、よほど不憫に見えたのか、カウンセリング中に突然、コンビニで買ったと思われるプリンを食べてくれと言われて差し出された。

あぁ、同情してくれてるんだろうな…と思い

「ありがとうございます」といい、嬉しそうに振る舞うと

「特別ですから(^_^*)」とカウンセラーのドヤ顔が返ってきた。

 

はい。ここまでちょいちょい毒のある表現で書いたのは

 

普通の人なら心温まる神回となるのかもしれないが

私にとっては自尊心を大いに傷つけられる行為となってしまったからだ。

 

だって、私はアダルトチルドレン克服のためにそこに通っており、病気の話をしたいのではない。私は未だ無職。病気の問題に悩む時間なんていくらでもあり、すでに自分の中で恐怖と不安が十分過ぎるほど育っていた。

診断がつかず医者でさえ「癌かもしれないしそうじゃないかもしれない。切った後細胞を検査にかけるしか…」と煮え切らない表現しかできない話を、いちいち1時間も、お金と時間をわざわざ使って話したくなかったのだ。

 

カウンセラーが病気のネタばかりに夢中になって、一向にセラピーが始まらない。

病気による恐怖と不安、検査による体と心のストレスにより、もはやカウンセラーには落胆と憤りしか感じなくなっていた。

そして、この調子だとこの問題が解決するまでまともに話を聞いてもらえないのだろうことが容易に想像ついた。

だって、癌の話オンリーだった回が、一番カウンセラーが楽しそうだったんだもん。

カウンセラーに寄り添われているというより、私がカウンセラーに寄り添っている気がしてきた。

 

 

 

AC専門カウンセリングへ通ってみたけど…①

前回まで、数回に渡り毒親カウンセリングについての記事を書いて

結局、自分に集中しよう!という結論に至ったわけだが

 

自分に集中した結果、やはり自分の中で解決せねばどうにも動かぬということに気づき…

 

そのタイミングで偶然「アダルトチルドレン専門」と謳ったカウンセリングをしているところがあるというのを見つけてしまった。

しかも通える範囲の場所。時間は1時間と決められているらしいが…他のカウンセリングより低価格なので試しに通ってみることにした。

 

 

今回の記事は怒りのエネルギー放出大会。

 

公にするのもどうかと思うほど気分の良い記事ではないので、華麗にスルーして頂きたい。笑

 

一緒にイライラして怒って、自分の中の怒りポイントに着火して、一緒に発散したい人にはいいかもしれない(^^;)

 

 

ということで、気持ちよく過ごされたい方はここまで。また次回!

 

 

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初回

アダルトチルドレン愛着障害であり、見捨てられ不安を抱えているとのこと。愛着障害を治すことがアダルトチルドレンを克服することにつながるとの考え方のもと

まず、通おうと思った理由を聞かれ、どんなタイプかの診断テストが行われた。

 

は3つの傾向があるらしい。

①安定型…何の問題もなく、フツ〜に成長できた人たち。人間関係円満。←このタイプが理想的。

②不安型…常に人に気を使う。拒絶される恐れを持っている。人の顔色をうかがう、そんな自分が大嫌い。

③回避型…愛着を持って人に近づくのを避ける。人と距離を置きたい。縛られたくない。依存されたくない。人の気持ちに無頓着。否定的な意見ばかり。

④恐れ・回避型…②と③両方持ち合わせている。

 

私は不安型と回避型が同点だったため、④の恐れ・回避型に属するという結果となった。

さらに、アダルトチルドレン愛着障害の定義を説明され、カウンセリングのメニューの説明

を受けて通うか通わないか判断を求められた。

 

恐れ・回避型という結果は出たが、点数が低めで、もう通わなくてもいいのかも?とも思ったのだが、素人判断は良くないし、この手の問題は臭いものに蓋をしたものを開ける作業。逃げが出やすい。アダルトチルドレンやら毒親やらにとらわれる自分を完全撲滅したい一心で通うことに決めた。

 

 

 

2回目〜5回目

まず前回〜今回までにあった出来事などを聞かれる。毒母と同居していることもあり、まぁ大小色々心のモヤモヤは起きてしまう物。それを話して、そこから過去とリンクしている出来事は何かなど、自分なりに掘り下げて話した。

 

ある程度時間がくると、切り上げられ瞑想タイムに入られ、終了。

 

アダルトチルドレンとか毒親とか、普通の人とはそうそう分かり合えるネタではないし、あまり気持ちの良い話題でもないもの。

それをこんなに思う存分話せて、最後まで話を聞いてくれるなんて…!!

 

その頃ちょうど

「世の中のみんなは、あなたをよろこばせたくてたまらないのだ」という言葉を耳にして心に響いていた。

 

この体験こそそれなのかい!?

助けて欲しいと声をあげれば、然るべき人が本当に助けてくれるものなのだと感動すらした。

そのためのカウンセリングであり、その価値交換のためのお金なのだと、納得できていた。

 

何せ、せっかちで支配欲の強い毒母は

「子どもだから」という訳の分からない理由で主張を遮り、子どもの意見を一切聞かず何もかもを一方的に押し付ける。

なので「話を遮られることなく話を聞いてもらう」という経験はとても新鮮だった。

 

 

 

 

長くなるので次回へつづく。

 

毒母との戦争④

前回まで3回に分けて

毒親と対決したきたあれこれについて

書いてきた。

 

 

今回はその完結編

私なりに導いた結論である。

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母親との直接対決・結論

①母親と対決するのは無駄

母親は「子は親の言いなりで当然」「私は正しい」という謎の自信を強く持っている。

ただでさえ自己主張が苦手でビビりながら話す私では、今までの癖も出てどうしても言い負かせてしまう。どんな冷静に話をしようとも、あの手この手を使おうとも全て投げ飛ばされてしまう。

話が通じないので全く無意味。毎回「なんでわかってくれないの」と悲しくなる。回数を重ねれば重ねるほど分かってほしいの執着が強くなり、通じ合えないことへの苛立ちと無力感に苛まれるだけなのだ。

心身共に削られるだけ。エネルギーの無駄。

 

毒親の子は毒親

「自分はこうならないようにしよう!」と心に誓い、反面教師で結婚も子どもを持つことも禁止して生きてきたはずなのに…

結局は自分も母親と同じ。自分勝手な理想を母親に押し付けて、意のまま支配しようとしていたのだ。

私の一世一代のつもりで戦ったつもりだったが、はたからみればただの同族嫌悪の痴話喧嘩に過ぎないだろう。

私もまた知らぬ間に毒持ちになっていたのだ。

不本意だし、かなり屈辱だが、それが事実だ。

 

③母親から愛されていなかった

そう。1番ショックだったのは

母親から愛されていなかったということ。

 

対戦するたび「1番いい子で可愛いと思って愛していたのよ!」と言われ続けたし、

学費の高い私立に中学から早々行かせたこと、我が家が財政難になってきても学校に通わせ続けたこともあり、「こんなに無理して通わせてるなら、私は愛されてるに決まってる!酷いことされるけど愛情ゆえ。我慢するんだ。」と心の奥底で信じていたようだ。

(後々聞くと「え?家はお金に困ったことなんかないわよ」とケロッと言われたからまた虚しくなったのだが…)

だから自分勝手なことしか言わない母親に「愛してるなら、なんで私のことわかってくれないの?」「絶対わかってくれるはずなんだ!」と勝手に決め込んで

「わかってくれる」瞬間が訪れるよう勝手に期待していたのだ。

 

また、前から違和感を感じていたのだが、

彼女の話は今の私達家族ではなく、二言目には結婚前の実家の自慢話ばかり。

私を自分の娘時代を投影して勝手に理想の娘像をつくりあげ、過去の美化された思い出の中をふわふわさまよっている状態にしか見えない。

しまいには、学生時代大好きだった男と結ばれなかったけど、夢の中でやっと結ばれたと涙ながらに話をされて冷め冷めした覚えがある。

また、やたら父親(旦那)愚痴不平不満を私にぶちまけたり、兄姉が夜遅くなっても帰らずいると不安だったり心配だったりするとすぐ「どうしよ?なにやってんだろ?」と言われ続けてきたし、

私も成人になってからでも夜遅くまで外出していると2、3秒おきに鬼のように携帯電話に着信入れられたり。着信の多さに恐怖しかなくて、そうされると考えるだけで

友人と遊ぶことすら億劫になったり…

 

親子なら当然と思っていたけど、

小さな子どもには少なからずそういうことしないらしい。

 

私と母親の関係は

子どもの私が母親で、母親が私の子どもという

まさしく親子逆転の関係だったのだ。

 

最近まで気づかなかった。

そういうケースをよくドラマで見たり、毒親ネタで見たりしていたけど

まさか自分のところが?!という感じだ。

 

当たり前過ぎて、当たり前じゃないことが気づけない恐怖よ…

 

 

そして結局…

はい。母親との和解は諦めることにした。

 

母親がまともに話に取り合わないということ、

何よりも、謝られたところで過去にされたことを赦せるほど傷は浅くはないということ。

それが分かったら続ける理由はない。

もはや続ける気力もない。

 

母親にフラれ続けていたという事実を認められた瞬間だった。

 

もうお手上げなのだ。

 

「1番愛している」その言葉をまともに信じてしてしまったがために、必要以上に執着してしまったのかな。

ずっと叶わぬ恋に身を焦がしていたのだ。報われぬ愛をずっと求めていたのだ。

 

いや、うっすらわかっていたのだろう。

でも、認めたくなかった。

 

今まで母親のために生きてきた人生を

自分で全否定することになるから。

自己否定が強いのに、実は否定してなくて、むしろ過信していたのかもしれない。

 

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悪夢から自分を解き放つ

このままで自分の人生終わらせたくない。そう本気で思えた時

ようやく「家を出よう!」と決心がついた。

 

母親を嫌うこと

母親から逃げること

母親ではなく自分の幸せを最優先にして生きること

全部自分がやりたいのならそれでいいのだ。

 

私の人生の主人公は

母親ではなく私なのだから

 

1人の人間として、大人の女性として自立して良い。

自分にそう許可ができた途端、心の中の鍵がガチャっと開いたような気がした。

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これって、普通の人なら高校生くらいでぶち当たる課題なのだろうな…

 

相当今さらだけど

変えられるものなのだろうか…

 

否、周りと比較してしまうとキリがない。

というか、これでは自分の中に自分の成長を妨げようとする母親と同じことを知らぬ間に

自分でやる習慣がついてしまっているということだ。

いたずらに自分を傷つけるのはもう終わり。

 

まずは、母親から離れると決心した。

 

今まで全てに屁っ放り腰だった私にしては

かなり上出来。

  

 

年始に今年の目標としてオラクルカードリーディングを引いたところ

「voyage」のカードが出ていたことを思い出した。

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きっと天も味方してくれることだろう。

「本来の私の人生」に戻るチャレンジすることを、ここに誓う。

 

毒母との戦争③

前回の続き

 

あんなに、何度も戦っても日を認めなかった母親が突然態度を一変。

素直に謝罪してくる、という出来事が起きたところで、この長い長い過去の自分への弔い合戦を終わらせようと思った。

 

終わらせようとは思ったのは確かなのだが。

 

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収まらぬモヤモヤ

戦い直後はとにかく謝ってもらえて良かったと思っていた。なかなか気持ちが収まらなかったのは、突然の事だったからかな?と思っていた。でも、何故だろう?

時間が経つほどにモヤモヤが増して行く(@_@)

意味が分からなかった。こんなに、10年以上も熱望していた場面を実現できたのに。

長い期間思い続けてたから、和解していない状態に悪戯に執着してしまっているだけなのだろう。無理はない。もう少し時間が経てば落ち着くかな?とあまり取り合わないようにしよう努めたのだが…

 

モヤモヤ的中…

明朝のことだった。トイレに行くため起きたら母親から私宛にメモ書きがリビングのテーブルに置いてあった。

「○○、お願いね(^^)♪」

あぁ…。

嫌な予感がしていたのだ。こういう風になると無意識で予測していたのだ。

 

母親の中でまた私が「お人形状態」に戻っている

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正直、謝罪してきたのも意味不明だったので意思疎通できてるのかな?不安だったのだが。やはり私の意図するような理解はされていない上での謝罪だったのだ。

 

たぶん、母親の中の私のイメージは

「自分に従順な、なんでもいうことを聞いてくれる便利な召使い」

であり、和解した状態とは

再び召使いに戻ってくれたんだ!

という解釈でいるのだと思う。

 

その日1日、ショックで何も出来なかった。

そして、自分の母親への思いを振り返った。

 

今回の戦いで学んだこと

①謝罪されてももう遅い

そうなのだ。私は30年も40年も前のことを根に持ち、謝罪してもらう日をどれだけ待ち望んでいたにも関わらず、いざ言われてみると

そんな昔のこと今更謝られても、遅いというのが結論。

私は今までなんでこのことに気づかなかったのだろう。

過去の私のために弔い合戦してたのに、もはや手遅れだっただなんて…自分の母親そっくりの身勝手さとやるさなさで絶望感しか生まれない。

 

②母親とは会話が成立しない

自分の苦しさを相手に理解してもらい一心で、主張したいことだけ言い合っておしまい。

譲歩しようものなら相手に打ち負かされるという恐怖から、保身に必死過ぎて私の話は完全シャットアウトなのだ。

 

冷静に振り返ると、母親が話を聞いてくれないと同時に、私もまた彼女の主張を聞かずにいたのでそもそも会話は成立しておらず、ただガミガミお互いの言いたいこと言い合い、消耗していただけだったのだ。思い返すだけで虚しい。

 

③自分のことしか考えてない

②と似た感じになるが、そもそも母親は自分の保身しか興味がない。私を思いやるふりをして、自分が有利になるよう会話を操作していたのだ。

だから、最初は私の話題には耳を貸さず「知らぬ存ぜぬ」を通し、隙あらば母親自身の苦労話にすり替えていたのだ。そして勝手に満足して、勝手に「元通りの言うことをよく聞く便利なお人形」に戻されるのだ。

それに気づかずホイホイ同じ土俵に乗って感情的になった私も私だが。

 

ま、私も「謝罪」と「和解」にこだわって母親に押し付けていたので、同じなのか…

 

不甲斐なさとやるせない気持ちでいっぱいだ。

 

④へつづく

 

毒母との戦争②

前回からの続き

 

「謝罪」のチャンス。それは突然の出来事だった。

 

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運命の最終対決

いつもの、母親の謎の気遣い…

年末年始。その時はやってきた。例年は姉が息子を連れてくるのだがコロナの影響で来れない。兄は休日は外出し通しなので、自動的に私と母親の2人きり状態。

私的には、いつも「年越し蕎麦を茹でる係」と「年始は家族揃っておせち料理を食べる」というイベントはせず、普段通り過ごしたいと思っていた。

しかし、母親は私が蕎麦を「茹でて当たり前」ということ前提で年越し蕎麦を準備をし、

また、「私によかれ」と思って例年スーパーで適当に買う済ますおせちを、今年はよりによってデパートで予約「してやった」と言うのだ。

 

頼んでないし。

蕎麦くらい、自分で茹でろって話。

私はあなた都合の良いロボットじゃないのだ。

 

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普通の母娘ならだったらありがたい話だし、進んで蕎麦も茹でて、2人で水入らずの年末年始を送るものなのだろう。

 

でも、私は「娘にやらせて当たり前」「娘によかれ」と確認もせずに勝手に私の思考を推測したテイで、自分の価値観を押し付けるのは母親の常套手段ではないか!と過剰反応。

特に、母親はスマホを持っておらず。完全アナログ状態。最近スマホ一つで手続きを済ます世の中になっているにも関わらず、自分には使いこなせないの一点張りで、調べ物から店のポイントカードの登録、確定申告まですべて私に当然のように押し付けてくるのにはもうウンザリ。私にやらせて当たり前な態度を取られるのは嫌だと手紙まで書いてお願いしたのに。

「前まではやってくれたじゃない!」と以前の話を持ち出して自分の主張を正当化しようする。

勝手に憶測で「私のためを思って」買ってくる行為。正直私の好みと30°程ズレていて、使いたくなかった。

当初はせっかく「私のため」に買ってきてくれたのだから勿体ないから受け取って使うようにしていた。

だが段々我慢ができなくなってきたので、

度々、もう「自分が使うものは自分で買えるし、好みではないから買わないように」と伝えて了承してもらっている。しかし何故か日にちが経つとしれっと同じ行為を繰り返し、今回もまたしれっと買ったようだ。

 

…という日頃の押し付けが積み重なり、母親の姿を見るたびに、体が硬直し、ビクッとするようになっていた。心身共に母親といることに限界を感じていた。

 

そして、

仕事が無くなったことのストレスもあってか

ひょんなことからまた直接対決が始まった。

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いつものパターンにハマりつつ…

私も悲しいかな母親の思考パターンをコピーしているが、あちらの方が年季が入っている分、一枚上手なのだ。漏れなくいつもの母親ペースに持っていかれた。やはりヒートアップして冷静さを失ってしまう。

今回は隙あらば母親の話に持っていかれるたびに、本題に話を戻すことに努めた。

いつもより話す時間を長引かせて粘ってみた。

いつもより少しだけ冷静に建設的であろうと努めた。でも、やはりいつものパターン。

今回もここまでか…(~_~;)

と思ったところで、そういえばもう私の中では母親との関係改善は限界と感じていたことを思い出す。思い切って言ってみた。

 

「もうこれ以上あなたと話すことはありません。この家から出て行きます。」

募り募った挙げ句の私の中での「滅びの呪文」。

久々に緊張した。無意識でこんなこと言ったらいけないと思っていた。

ずっとこの家を出てはいけないと思っていたし、

出て行く能力が私にはないと思っていた。

 

一瞬沈黙があったが、すかさず

「ああそう。私は構わないわ。ちょっと機械関係困るけど?」

「そもそもあんたお金あるの??」ですって。

(…お金ない…)

グサっときた。現状、今すぐには出て行くことは現実的ではない。

40を越えた娘がやっと一人暮らしすると言い出したのに、祝福したり応援したりするという概念はやはりない…よね、だよね。

自分の保身のために娘が傷つくことを平気で言う態度に心底悲しくなった。

私が脱力したところでまた母親の苦労話が始まり他の家族の愚痴をたらたら言い始めて強制終了になる流れになってきた。

 

粘りに粘ってみたら…

私が長い反抗期をしている間、私には相手にしてもらえないと思った母親は姉とますます交友を持つようになっていて、母親が毎回電話口に私の陰口を叩いていることを知っていた。なのに、私の前で姉のことを「あの人のことはそんなに愛していない。1番愛してるのはあんたなんだよ。分かってよ。」とか平気で言ってきた。

 

これには呆れた。「どんなことがあろうとも、そういうことを続ける限りあなたとの和解はない。仲良くしてる人の陰口を言う人を信用できないし、同じ家族の悪口を言われるのは、私にとって悲しいことだ。」と告げた、その瞬間

いきなり私を抱きしめてきたのだ(´⊙ω⊙`)!!

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なぜか悟り始めるという奇行…

「ごめんねーー!!」

「あんたはやさし過ぎるよ!!繊細なんだよ!!」

「今までわかってあげられなくてごめんね!!」

「私は至らぬ母親だよ!!」

「ごめんねーー!!愛してるよ!!小さい頃にこうして抱き締めてあげれば良かったね!!」

「あんたにしたこと、別に悪気はなかったんだよ!!ごめんね!!」

 「あんたは昔から頭のいいできる子なんだから!!自信持ってね!!」

 

…ど、どうした:(;゙゚'ω゚'):

 

なんかわからんがいきなりめっちゃ謝ってきて、私を何度も強く抱き締めた。

 

何キッカケなのか訳もわからず、でもまぁ、こうやって謝罪してもらうのが反抗期を始めた頃の願望だったので、

なんかわからんが、なんかわからんが、いきなり積年の思いが晴らされることとなった。

 

母親に抱き締められながら…

「ああ、やっとこれで闘いが終わるのかな。なんかよくわからんけど。めっちゃ謝ってるし。言って欲しいこと全部言ってくれてるし。赦すタイミングなのかな…」

「謝ってくれたのだから、もう言い争いはやめよう。なんかわからんけど、こんな私を1番愛してると言ってくれてるのだから」

そう自分の中で結論付けたところで、今回の対決は終わった。

実感が湧かないけど、きっとインナーチャイルドは癒されたはすだ。これできっと仲良くなれるんだ。私も酷いことばかり言ってないで、和解に向けて努力しなければ。

 

母親と久々に和やかに会話をした。

③へつづく

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